販促POPのレッスン、始めますよー。
POPを書かなくちゃいけないけど、
POPってどう書いたらいいのか分からない……
POPっぽい字も書けないし……
そういう方に向けて、「MAKING OF POP ~販促POP王となれ」のシリーズを始めます。
次回から、具体的な商品や仮定のサービスにPOPを書いて、その内容をレクチャーして行きます。
その前に、今回はPOPを書く上で最も大切なことをお伝えしますね。
はじめに。
POPは、その場でお客さまの購入を左右する、いわば最前線のメッセンジャーです。
何より重要なのは、そこに「何が書いてあるか」。
だから、パソコンで作ってプリントしても問題ありません。手描きのほうが目を惹きますが、最近は手描き風のフォントも充実しています。スマートな書体でPOPを作ったほうが、お店の雰囲気に合う場合もあります。
業種によっては、たとえば市場や道の駅など、段ボール紙にマジックでガッと書いた方が雰囲気が出るケースもありますが、書いてある内容が重要なことには変わりありませんので、本シリーズは役に立つはずです。
手描きにこだわって、何回も間違えてイヤになってPOPを書くのを放棄するより、POPを量産できる方法を選んでください。すべてのお客さんに、すぺての商品の魅力を伝えることはできません。ゆえにPOPは書けるだけ書いて、付けるだけ付けたほうがよいのです。
POPを書く上で一番大事なのは。
大事なのは「お客さまの心を揺さぶる文章」です。
目立たせたり、凝ったビジュアルにするのはその後。
店頭で、その場にいるお客さまが求めているのは「情報」です。
もっと具体的に言うと「その商品を自分が買うべき理由を知りたい」と思っているのです。
さらに言うと「その商品を買ったら私はどんな状態になるか」まで伝えられるとベストです。
手に入れたら、
心地よくなれそう、楽しそう、うれしい気持ちになりそう、不安が解消されるかも、大事な人にプレゼントしたら喜ぶかも……
POPには商品を買おうかどうしようか迷っているお客さまの気持ちになって、そっと背中を押すメッセージが必要なのです。
そのためには何が必要か分かりますか?
「想像力」です。
今はなんとなくでいいので、POPには想像力が必要なんだな……と思っていてください。
次回からのレクチャーで、具体的な商品やサービスについて考えていくので、実際にどう考えるのか、そこから汲み取っていただけると思います。