反応率を上げる効果的なチラシ・リーフレットの作り方(全6回)

チラシ作成/デザイン編④見た目はどうする?

文:Studio-D-light
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見てもらえるチラシのデザイン

見てもらえるチラシのデザイン作りは、目を惹くことも大切ですが、見た瞬間に「自分に関係がある!」と思ってもらえることも重要です。

目立つだけではなく、読者に自分に必要な情報である、とひと目で受け取ってもらえることが必要です。

練りに練ったアイデアを、より届けやすいカタチにするのがチラシのデザイン。

①素材を集める

前回までの記事で練ってきた原稿を、補足してくれる素材を集めましょう。資料などの裏付けデータや、あなたの伝えたいことを表現してくれる画像やイラストを探します。

デザインのイメージ画像を探しておけば、制作会社に依頼する場合でも、「こんなイメージ」と伝えやすくなるので、よりスムーズに意図が伝えられます。
※ただそのままネットから拾った画像をチラシの紙面に使うことは、著作権侵害になる場合がありますので、よく確認しましょう。

②目に留まるデザインを考える

前回の原稿作成で書いた内容を、より具体的に表現するのに、どんなデザインがふさわしいか考えます。
アイキャッチになるものは、ビジュアル(写真やイラスト)の場合もありますし、キャッチコピーを大きく入れて見せる場合もあります。ビジュアルやコピーは、よく考えて配置しましょう。

人がチラシを見て、自分に関係あるか、読むべきか判断するのは一説に0.3秒と言われています。
最初の難関、0.3秒の印象勝負です。

ハッとするビジュアル、「自分に関係ある!」と思ってつい読んでしまうキャッチコピーを考えましょう。

②目に留めてもらえたら、スムーズに読み進められるようにする

アイキャッチで導入がうまく行ったら、レイアウトも流れを意識しましょう。デザイン的には優れていても、あちこちに情報が散漫しているチラシは読みにくく、どこから読んでいいか分からず、離脱する読者が増えてしまいます。

大きな見出しは紙面を横切っても縦切ってもかまいませんが、基本的に日本語のチラシの場合は、横書きなら左から右、下の段に降りて左から右、というのが自然な視線移動の流れです(縦書きなら右から左です。本と一緒です)。

コーナーで区切る場合は、次のコーナーにスムーズに移行する展開になっているかも考慮しましょう。

③想定する読者層に受け入れられるデザインにする

また、企画のステップで想定した読者層に受け入れられる、好まれるデザインが必要です。例えば、文字は小さく配置したほうがお洒落な雰囲気が出せたりもしますが、想定層が年配の方であれば、視認性が下がり離脱する可能性が高くなります。

ファミリー向けであれば楽しそうな演出、癒しをコンセプトにしているなら緊張させずホッとする雰囲気など、企画のステップで考えたことを元にデザインのコンセプトを決めます。

発信者側がどう見せたいかも大切にしつつ、「すべては読者側にどう認識されるか」を意識しましょう。

さて、次回はとてもとても重要な最終チェックについてお伝えします。