店舗や接客も重要な販促です。
販促がうまく行っても、お客さまを集めることが出来るのは1回だけ。その1回で、店舗やスタッフの接客がイマイチだと、リピーターにはなってもらえません。店舗や接客も重要な販促です。
どんなに小規模でも大規模でも、店舗は(もちろんオンラインでも)、言ってみればあなたが作り出す世界。そして接客するスタッフは、その世界の住人です。
うちはこれ以上ないくらい、店舗内の販促もスタッフ教育もしっかり出来ている、とお考えでも、実際にお店に伺うと、店舗内外、スタッフの対応……改善できるところは山のようにあります。
今回は、スタッフの笑顔についてお話しますね。
そんな当たり前のこと、うちは大丈夫……と思う方ほど、お読みになってください。
何より効果的なのはスタッフの笑顔です。
私がコンサルタントに伺うお店で、スタッフへのワークショップで一番最初に行うのは、「笑顔」のレクチャーです。
笑顔を向けられて不快に思う人はほとんどいませんし、普段ニコニコしているスタッフなら少々のミスなら、笑って許してもらえたりすることもあるくらいです。
スタッフが笑顔なら、何よりお店が華やかになりますし、店内の雰囲気がよくなります。
接客には笑顔、そんな当たり前のことですが、実は多くのお店で出来ていません。
なぜなら、自分の感じる笑顔と、お客さまが感じる笑顔の度合いが違うからです。
笑顔はやりすぎなくらいでちょうどいい。
実際に試してみましょう。
お手元に鏡をご用意ください。
鏡は伏せておいてくださいね。
「では、ニッコリしてください」
鏡を上げて見てみましょう。
自分が想像していたより、笑えていないでしょう?
実際の現場でこのレクチャーをすると、みんな「ニッコリ」ではなく、「うっすら微笑んでいる」状態のアルカイックスマイルになるのです。
では、もう一度鏡を下げて、
「さっきより120%ニッコリしてください。口角が頬を動かすくらい」
もう一度鏡を上げて見てみましょう。
このくらいでちょうど「ニッコリ」な感じではありませんか?
「うっすらとした微笑み」では、お客さまに伝わりません。120%の笑顔で笑って、お客さまにはようやくニッコリが伝わるのです。
笑顔、見直してみてくださいね。