ウェブサイトのタイトルは、サイトを特定するために使用される文字列です。タイトルは、サイトをブックマークするときや、ブラウザのタブでサイトを開いているときにも表示されます。

ウェブサイトのタイトルは、サイトを見た人にとって、そのサイトが何を提供するかを伝える重要な情報を提供します。いわば会社やお店の「看板」のようなものであり、利用者とGoogle等の検索エンジンに対して、ページの内容を端的に伝えるものである必要があります。
タイトルを適切に設定することで、サイトを見つけやすくするだけでなく、検索エンジンのランキングにも良い影響を与えることができます。
また多くの場合、検索エンジンがサイトを検索結果に表示するときにも使用されます。

ユーザーは自分のニーズが満たされることが期待できるサイトのみをクリックして閲覧します。自分のニーズが満たされそうか否かの判断は、検索結果に表示されたタイトルや要約文が手掛かりになります。つまりタイトルは、ユーザーを検索エンジンからあなたのサイトへ誘導する重要な役割をも担っています。
先程の検索結果の画像を見ると、上部に広告が掲載されています。広告を出稿する際は、広告のタイトルと説明文を自由に(使用できる表現に制約はありますが)設定することができます。様々なタイトルや説明文を用意して広告のテストを繰り返していくと、タイトルや説明文の良し悪しによって集客の結果は大きく変わっていくことが分かります。こうしたことからも、ページのタイトルの重要性が分かります。
にもかかわらず、ページのタイトルが適切に設定されていないサイトは非常に多いです。ぜひこの機会に、あなたのウェブサイトのページのタイトルを見直してみてください。
タイトルの付け方
タイトルを付けるさいに注意しなくてはならないのは、あくまでもそのページの内容を端的に表すものとすることです。
ユーザーをたくさん誘導できるよう、タイトルに魅力的なワードをちりばめたにも関わらず、そのページにその内容が含まれていないという状況が往々にして発生します。そのような場合、ユーザーの期待を裏切ることになりますので、そのユーザーはあなたのサイトを信頼できないサイトであると評価することになります。
また、検索エンジンもタイトルとページの内容が適切であるかを評価しており、検索結果に検索エンジンが独自に解釈したタイトルが表示されることもあります。
トップページのタイトル
トップページには、ウェブサイトの概要をあらわすタイトルをつけます。サイト名とあわせて、サイトにとって重要なキーワードを含めるのが一般的です。検索結果で表示される最大文字数を考慮すると、30文字程度がよいでしょう。
会社名や店舗名、サービス名に加えて、地域名(商圏)、主力商品やサービス、こだわりや強みなどを組み入れましょう。また、取り扱っている商品を必要とするユーザーが、どんなキーワードで検索しているのかを想像して、関連するキーワードを入れておくことも重要です。
個別ページのタイトル
個別ページは、そのページの内容を表す固有のページタイトルをつけます。「ページ名 | サイト名」や「ページ名 – サイト名」というように、縦棒(パイプ)やハイフン区切りでサイト名が出力されるようにすることが推奨されています。
個別ページのタイトルにも、利用者が使うであろう検索語を想像して含めることが大切です。特にブログの記事のタイトルは、5W1H(だれが、なにを、いつ、どこで、なぜ)を意識してつけることが多いため長くなりがちですが、長さについてはあまり気にせず、わかりやすさを優先しましょう。
また、細かなテクニックになりますが、漢字、ひらがな、カタカナ、数字等をバランスよく使うことで、文字が読みやすくなります。例えば、漢字が5文字も6文字も連なっていると、読むことを面倒に感じて飛ばされてしまう可能性があります。ひとめ見た瞬間にだいたいの内容が把握できるように考慮し、ユーザーにストレスを感じさせないようにすることも効果的な方法になります。